白内障|たなか内科眼科|嘉島町鯰の内科・眼科・呼吸器科・アレルギー科

〒861-3101熊本県上益城郡嘉島町鯰1898-3

096-235-7235

初診の方へ
下層ヘッダー

白内障

白内障|たなか内科眼科|嘉島町鯰の内科・眼科・呼吸器科・アレルギー科

白内障とは

白内障

眼球にはレンズのような働きを担う水晶体という透明な組織があります。この水晶体の中のタンパク質が様々な原因によって白く変性し、濁って見えるようになる病気が白内障です。最も多い原因は加齢によるもので、年齢を重ねるほど発症しやすく、60歳を過ぎた頃から少しずつ水晶体が濁り始め、70代以降の高齢の方ではその大半に白内障の症状がみられます。早い人では50歳ぐらいから症状が現れることもあります。一方、年齢にかかわらず発症する若年性白内障は、眼内に炎症が生じるぶどう膜炎や、糖尿病、アトピー性皮膚炎などと合併して起こります。このほか、生まれつき水晶体に濁りがある先天性、けがや衝撃による外傷性、網膜剥離などほかの目の病気に続いて起こる白内障もあります。
白内障で水晶体が濁り始めると、光が散乱するため、目がかすんだり、物が二重に見えたり、明るいところでまぶしく感じるなどの症状が現れます。進行すると視力が低下し、眼鏡を掛けても物が見えにくくなります。

白内障でよくみられる症状

  • 目がかすんで、霧がかかったように見える
  • 物が二重、三重に見える
  • 明るいところでは、かえって見えにくい
  • 太陽光や車のヘッドライトの光がとてもまぶしい
  • 視力が低下し、小さな文字が読みにくい
  • 急に眼鏡の度が合わなくなった(眼鏡を作りかえても見えにくさが変わらない)

白内障の主な原因

白内障の主な原因は加齢ですが、その他にも以下の要因が考えられます。

主な原因 詳細
加齢 最も一般的な原因で、加齢とともに水晶体が濁ります。
糖尿病 高血糖が水晶体のタンパク質を変性させ、白内障を引き起こすことがあります。
紫外線 長年にわたり紫外線を浴び続けると、水晶体にダメージが蓄積し、白内障のリスクが高まります。
遺伝 家族に白内障の患者がいる場合、発症しやすい傾向があります。
目のケガ 外傷や炎症が原因で発症することもあります。

白内障の検査方法

白内障は眼科で以下の検査を行い診断されます。

検査 検査内容
視力検査 現在の視力を測定し、視力低下の程度を確認します。
細隙灯顕微鏡検査 目の前部を拡大して観察し、水晶体の濁りの有無を調べます。
眼圧検査 白内障に関連して眼圧が異常でないか確認します。
眼底検査 視神経や網膜の状態を確認し、他の病気の可能性もチェックします。

白内障の治療

白内障の治療

加齢性白内障は一種の老化現象で、高齢の方ほど多く発症します。ただし、白内障と診断されても、人によって水晶体の濁りの程度や進み具合は異なりますので、すべての人にすぐに手術が必要になるわけではありません。加齢性白内障は、水晶体の周囲から濁り始め、段々と中心に進んできます。中心部がまだ濁っていない初期の段階で、それほど視力低下の影響がない場合は、点眼薬により、白内障の進行を遅らせます。ただ、これらの薬物療法は、水晶体の濁るスピードを遅らせるもので、症状を改善したり、視力を回復させたりすることはできません。そのため病状が進行し、日常生活に影響が及ぶようになれば、完治のための手術療法が必要となります。手術が必要な場合は、適切な医療機関へ紹介いたします。

白内障に関するよくある質問

白内障手術は痛いですか?

局所麻酔を行うため、ほとんど痛みを感じません。手術中に光がまぶしく感じることがありますが、問題ありません。

白内障は放置するとどうなりますか?

進行すると視力が著しく低下し、最悪の場合は失明に至ることもあります。適切なタイミングでの手術が重要です。

白内障の予防方法はありますか?

加齢による白内障は完全に防ぐことはできませんが、以下の方法でリスクを下げることができます。

  • サングラスを着用し、紫外線を防ぐ
  • バランスの良い食事を心がける(ビタミンC・Eを含む食品)
  • 禁煙・節酒を心がける
  • 定期的に眼科検診を受ける

TOP