近視進行抑制|たなか内科眼科|嘉島町鯰の内科・眼科・呼吸器科・アレルギー科

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近視進行抑制

近視進行抑制|たなか内科眼科|嘉島町鯰の内科・眼科・呼吸器科・アレルギー科

近視進行抑制とは?

近視

近視は、目の焦点が網膜の手前に合ってしまう状態を指し、視力が低下する眼の病気です。近視は子供や若年層に多く見られ、年々進行することがあります。進行すると視力が低下し、日常生活に支障をきたすことがあるため、近視の進行を抑える方法は非常に重要です。近視進行抑制とは、近視の進行を遅らせたり、停止させたりするための治療方法や予防策を指します。近視の進行を抑制するための効果的な方法がいくつか存在し、現代の医療技術を活用することで、近視の悪化を防ぐことが可能となります。

近視の進行原因

近視の進行は主に以下の原因で引き起こされます。

遺伝的要因

近視は遺伝的要因が大きく関与しています。両親のどちらかまたは両方が近視である場合、子供が近視になる確率が高くなります。特に遺伝的な要素が強い場合、早期から進行が見られることがあります。

長時間の近業(近くを見る作業)

パソコンやスマートフォンの長時間使用、読書や勉強などの近くを見る作業が続くと、眼球に負担がかかり、近視が進行することがあります。特に子供の頃からこれらの習慣が続くと、成長とともに近視が進む傾向があります。

環境要因

近視の進行には、環境的な要因も影響します。屋外で過ごす時間が少ないことや、明るい環境での活動が減ると、目の発達に悪影響を与えることが研究で示されています。

眼の形態の変化

近視は、眼球が前後に長くなること(眼軸長の伸び)によって進行します。成長期の間は眼球の成長が続き、これが近視進行の主な原因となります。

近視進行抑制の重要性

近視は進行すると、視力の低下に加え、目の構造にも影響を与えることがあります。進行した近視は以下のようなリスクを伴います。

  • 網膜剥離:近視が進行すると眼球の構造が薄くなり、網膜剥離のリスクが高まります。
  • 緑内障:近視が進行すると、眼圧が高くなりやすく、緑内障を発症するリスクが増します。
  • 視力低下:近視が進行しすぎると、最終的に視力が著しく低下することがあります。

そのため、近視の進行を抑えることは、視力を守るためにも非常に重要です。

近視進行抑制の方法

近視の進行を抑制するための治療法や方法は複数あります。これらの方法は、年齢や近視の程度、生活習慣などによって選択肢が変わりますが、効果的に近視の進行を遅らせるために活用されています。

低濃度アトロピン点眼薬

低濃度アトロピン点眼薬

低濃度のアトロピンを点眼することで、近視の進行を抑制する方法です。アトロピンは眼の筋肉をリラックスさせる作用があり、近視進行の原因となる眼軸の伸びを抑えることができるとされています。最近では、特に子供や若年層に対して効果的な治療法として注目されています。

特徴

  • 点眼薬を使用するだけで、近視の進行を抑制。
  • 長期的な使用でも副作用が少ない。
  • 近視進行を遅らせる効果が確認されています。

多焦点ソフトコンタクトレンズ

多焦点ソフトコンタクトレンズ

近視進行抑制に効果的なコンタクトレンズが開発されています。これらは、眼球にかかる負担を軽減し、近視の進行を遅らせる作用があります。視界の周辺部分で焦点を合わすことで、近視進行を抑制する効果が期待されています。

特徴

  • 通常のコンタクトレンズよりも特殊な設計がされており、視界の周辺部分を調整。
  • 視力を補正しつつ、近視進行を抑制。
  • 眼科での診断と処方が必要。

オルソケラトロジー

オルソケラトロジー

オルソケラトロジー(OK眼鏡)は、特別な形状のコンタクトレンズを使って、夜間に眼を矯正する方法です。これにより、昼間は眼鏡やコンタクトを使用せずにクリアな視力を得ることができるとともに、近視の進行を抑制する効果があるとされています。オルソケラトロジーは、特に子供の近視進行抑制に効果的とされています。

特徴

  • 夜間装用することで、昼間は視力を補正。
  • 近視進行を抑制する効果があり、一定の研究結果で効果が確認されています。
  • 日中の目の負担が軽減される。

生活習慣の改善

近視進行抑制には、生活習慣の見直しも重要なポイントです。特に以下の習慣を取り入れることで、近視の進行を遅らせることができます。

  • 屋外での活動を増やす:自然光を浴びることが目の発達に良い影響を与え、近視進行を抑制します。
  • 近業の時間を減らす:長時間近くを見ることを避け、適度に休憩を取ることが目の負担を軽減します。
  • 定期的な眼科検診:定期的に眼科で検診を受け、近視進行の早期発見と適切な対策を講じることが重要です。

近視進行抑制の効果と注意点

近視進行抑制の方法は、近視の進行を完全に止めることができるわけではありませんが、適切な方法を組み合わせることで進行を遅らせ、視力の低下を防ぐことが可能です。ただし、個々の症例において効果には個人差があるため、眼科専門医と相談しながら治療法を決定することが重要です。
また、治療法によっては副作用や一時的な不快感が生じることがあるため、医師の指導のもとで慎重に進めることが求められます。

*当院では低濃度アトロピン点眼と多焦点ソフトコンタクトレンズを扱っています。

料金について

︎低濃度アトロピン

自由診療(自費診療)となります。

リジュセアミニ1箱30本(30日分) 4,000円(税込)
検査・診療 1,650円(税込)
― 眼鏡・コンタクトレンズ処方時 350円追加
― 調節麻痺点眼薬を用いた検査時 850円追加

よくある質問

近視進行抑制はいつから始めるべきですか?

近視進行抑制は、特に成長期の子供に効果があります。早期に始めることで、近視の進行を遅らせることが可能です。

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